8月に、がん専門病院で受ける骨シンチ検査の注意事項には、
以下の記述がありました。
骨シンチ検査を受けられる方へ
・当日9:00から注射を開始します。
患者さんの人数によっては30分程お待たせしてしまう可能性があります。
・薬が骨に集まるまで数時間かかるので検査自体は午後からになります。
検査の所要時間は40分位です。
・この検査については、特に制限(食事、飲水など)はありません。
・妊娠中の方、妊娠されていると思われる方、授乳中の方は、
医師又は看護師までお申し出ください。
・この検査に使われる薬はその都度注文し、保存ができません。
来院出来ない場合はお早目にご連絡ください。
・この検査でデパートやスーパーに設置されている炎検知器が
放射線を誤って検知し、アラームが鳴る可能性があります。
なので、骨シンチ検査について調べてみました。
がんの骨転移を調べる骨シンチグラフィー検査
骨シンチグラフィー検査とは、骨に集まる放射性薬剤を静脈投与したあと、
放射性薬剤の集積程度を特殊なカメラで撮像することにより、
骨の代謝状況を調べる検査です。
小さな骨折やがんの骨転移などを調べるために役立てられています。
私たちの骨は、同じ形を維持しながらも、常に破壊と再生を繰り返しています。
しかし骨に何らかの異常が発生すると、破壊と再生のバランスが乱れ、
骨が作られすぎてしまったり、逆に再生が間に合わなかったりしてしまいます。
骨シンチグラフィー検査は、
そのように骨の代謝が異常に盛んになっているところを見つけ出すための検査です。
検査に使われるリン酸から作られた薬剤は、
骨の反応が活発化しているところに集まる性質を持ちます。
さらに薬剤にはテクネチウムという放射性物質が加えられているため、
注射後に全身をガンマカメラで撮影すると、
薬の集まっている箇所が黒く映し出されるという仕組みです。
通常のX線検査による形態診断だけではわかりにくい骨転移、
微小骨折などの病変を見つけられます。
特に乳がんや肺がん、前立腺がんなどが骨転移しやすいことで知られており、
これらの治療前後に骨シンチグラフィー検査が行われることがあります。
骨シンチグラフィー検査の流れ
骨シンチグラフィー検査は、まず薬剤を静脈注射することから始まります。
そして薬が全身に行き渡るまで、2~3時間ほど安静にしてから、
ガンマカメラでの撮影に移ります。
膀胱に尿が溜まっていると正確な診断ができない場合があるため、
撮影前には排尿を済ませるよう指示されます。
撮影後は、通常の生活に戻ることができます。
検査にあたっては特に飲食物の制限もありません。
ただし、放射性同位元素を含んだ薬剤を使用するので、
検査を受けた当日はなるべく人と触れ合うことを避ける必要があります。
特に小さな子どもや妊婦さんとの接触は控えたほうが安全です。
※メディカルノート がんのきほんより
いろいろと調べたので、少し理解が深まりました。
炎検知器のアラームが鳴るとか、小さな子どもや妊婦さんとの接触は
控えたほうがいいとか、なんか怖いですね。